きちきちさん
パチンコ・スロットに魅せられ 打ちまくり。元スロプロからパチンコ開発職への華麗な転職を果たし、そしてより面白い台を作ろうというきちきちさんのコラム。
イベント考察・『パチンコ・避けたいイベント編』
先日、フラっと立ち寄ったホールで
キン肉マンＭＡＸの朝ランプ台を拾ったのですが、
どこを調べても完全版のセグ情報が出ていない！？
案の定、自分が引いたボーナスのセグも見つからず、
仕方がないので内部確変の可能性を残したまま
単発時短抜けで即ヤメしました。(チキンなので)
こういった台は開発段階で「潜伏確変がわかりづらいゲーム性」
ということを中心に作られているので、セグの数がとにかく半端なく多いです。
各攻略サイトさんがそのセグ情報を集めるのも一筋縄ではいきませんし、
まして一般ユーザーが自分で情報を集めるなんて不可能です。
確変は「当たりやすい」というパチンコのゲーム性を考えると、
確変中の台を捨ててしまう可能性があるというのは
ユーザーの気持ちを全く考えずに作られているなぁ。と強く感じました。
会社が遊戯台を販売する目的は一番が「利益」であり、商売である以上、
簡単に勝てる台を作るべきだ。とまでは思いませんが、
「ユーザーの気持ち」というものを完全に無視しているような台を大型版権で発売。
というのは、やはりいかがなものか。と思ってしまいますね。
自分はもっとユーザーの気持ちを考えて台を作りたいものです。
お客さんあってのパチンコ業界なんですから。
さて、余談が長くなってしまいましたが
今回からはパチンコ店のイベント考察です。
最初に断っておきますが、
ここで述べることは私の経験からの話であり絶対ではありません。
最終的には自分で判断･決断するべきであり、リスクを背負うのもまた自分である。
ということを忘れない欲しいと思います。
あくまで参考程度で、どういったところを見ると良いか。というお話です。
では、本題に入りましょう。
現在は多くのパチンコ店で毎日のようにイベントが行われていますが、どれも
名前やキャッチコピーが似たりよったりで、実際にどういったイベントがいいのか。
というのは非常にわかりづらいですね。
現実的に限られた時間でネットやメールからの情報を頼りに
ホールを選ばざるを得ないという人がほとんどだと思いますから、
イベント内容を見て、「行くか」「行かないか」の判断を失敗しないように
参考にしていただけたらと思います。
今回はパチンコ編です
パチンコの場合、同じ釘で数日から数週間営業しているようなお店も多いので、
イベントを中心に立ち回るというのはプロの中ではあまり一般的では
ないかもしれませんが、週末プレイヤーや、釘読みに自信のない人にとって、
その日、まずどこのお店に行くか。というのは非常に重要で、
しかも収支に繋げやすい情報になると思います。
良イベントの判断としてはやはり「釘が開くこと」が絶対条件ですね。
そのためにはお店が「お客さんに勝ってもらいたい」と思うことが必要です。
大きなイベントで一番気をつけなければならないのは、
お店が「売り上げが足りないから回収したい」と思っている場合です。
メールや広告で煽って大きく回収することが目的のイベントは
絶対に避けたいところです。
まずは回収の可能性が高いイベント内容から見ていきましょう。
１・具体性に欠けるイベントで何が熱いのかわからない
実はこういうイベントが最も多いです。ホールとしては何とか宣伝したいけど、売り上げも同時に欲しい。
＝回る台はないけど、お客さんに来て欲しい。
だから何を宣伝していいかわからない。
その結果「爆出し○○デー」とか「赤字祭り」とか・・・
なんとなく出そうな言葉(射幸心を煽るとも言います)でイベントをうちます。
要するに通常(もしくは回収)営業です。
２・海や設置台数の多い台を押している
本日のオススメは海シリーズ全○○○台！とか
アレとコレとコイツとアイツがオススメです！とか
そういった内容のイベントです。
ハッキリ言って、これは１が少し進歩しただけで、回収したいホールの気持ちが前面に出てますね。
第一、何百台もプラス調整してしまうと店が潰れます(笑)
まぁ、中には回収ながら回る台も用意してあるのでしょうが・・・
通常営業なんだという認識で問題ないと思います。
３・ＭＡＸタイプを対象にしたイベント
これは低換金率のお店がよくやるイベント内容ですね。現金比率の高い台を高稼働にして換金差玉で売り上げを出そうとしている場合に多いです。
「だったら一日打てば美味しいんじゃないの？」
って思いがちですが、もともと売り上げを取るためのイベントですので、
お宝台がある可能性は低いです。
仮に、ものすごく回る台があったとして、
持ち玉で一日打てば確かに美味しいですがイベント対象台は
「この世で最もお金が入る台」です。
勝ちにこだわるなら、
やはり余計なリスクは避けたほうが無難です。
・・・・・・が、しかし、
ＭＡＸタイプをどうしても打ちたくて、一日打つ時間があれば実はこういうイベントは狙い目だったりします。
ホールから見てもその気になれば
いつでも売り上げが取れる。と思えば、釘も開けやすいですからね。
その代わり、期待値を追いかけるにはどれだけ負けていても持ち玉は全部台に入れるくらいの覚悟が必要です。
４・月末(２５日以降)に前告知もなく突然大きなイベントが行われる
事前に何の前触れもなく、突然給料日後に店が力を入れるようなイベントが行われる。月末に予算が余った？？？という可能性もあるかもしれませんが、
その場合わざわざお客さんに還元する意味がありませんし、売り上げが出すぎる事を嫌うのであれば、
通常営業で甘クギ台を増やして常連さんに還元するのが普通です。
それであれば、やはり売り上げが足らないので、なんとしてもお客さんを呼ばなければ。
という焦りからイベントを立ち上げている可能性が高いです。
特徴は時期が限定されること。
一般的に回収される時期に大々的にイベントを打つようであればウラを読んだようがいいかもしれません。
５・ＧＷやお盆などの連休に合わせた特別イベント
これは・・・言うまでもありませんかね？連休というのは基本的に回収するのに一番都合のよい時期です。
負けたけど、明日は勝てるかも。
というユーザー心理をついたような内容のイベントは特に注意しましょう。
「本日不発だった○○が明日は・・」
みたいな内容ですね。
多くの場合、そうやって煽られた台は稼動が上がり、クギをいじらなくてもそれなりに出ているように見えるものです。
また、正直な話・・・連休にパチンコ台が開け。というのはほとんど毎日に近い頻度で１０年間近くパチンコ店に通った私でも聞いた事がありません。(笑)
通常営業と同じ。という店はありますから、どうしてもこういった時期にしか稼動出来ない人はそういうお店を探すのがベストでしょうね。
今現在の私もそういったことは常に意識して立ち回っています。
さていかがだったでしょうか？
ホールの表と裏。
本心は売り上げが欲しいけど、そのためにお客さんに来て欲しい。
だから、イベント内容としてはどうにか熱さをアピールしたい。
ということになりますね。
いつもホール経営者の立場に立って考えることが出来るようになれば
偽イベントを掴む頻度が減り、自分が打つ台に困る機会も確実に減ります。
さて、次回は良ホールについてです。
単純に上記のようなイベント避けることで良イベントにたどり着く。
ということにはなるのですが、もう少し具体的に紹介していこうと思っております。
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