きちきちさん

パチンコ・スロットに魅せられ 打ちまくり。元スロプロからパチンコ開発職への華麗な転職を果たし、そしてより面白い台を作ろうというきちきちさんのコラム。

現場の声5「エフェクト」


新人開発者のきち吉が現場の声として少しづつパチンコ、スロット業界の将来を考察していこうと思います。

前回に引き続いて版権についてのお話をさせていただきます。

パチンコ業界の技術の向上というのは非常に高く、
アニメや映像業界からの注目度も高いです。

ここ数年ですと、エヴァンゲリオンは原作は終了しているにもかかわらず、
新たな映画まで公開され、
CRガロは原作の監督をされた雨宮慶太氏がパチンコガロの全面監修を勤め、
まさかの取り卸しオリジナルリーチまで・・・うらやましい・・・

私の勤めている会社でも、
原作がアニメの場合にはアニメ製作会社に作画を依頼するということはよくあります。

そんな中で問題になるのが「パチンコ的な表現」

やはり、熱い演出は熱く表現したいところですし、
それほど期待できない演出はさりげなく表現したいとこですね。

しかし、アニメーターの方というのはアニメを描くことが本職ですから
パチンコ的な表現方法はあまり得意ではないわけです。

そこで私たちはあれこれとお願いをして絵を描いてもらい、
それにパチンコ的な表現を乗っけるわけです・・・・

正直、パチンコとアニメがバッチリとフィットするというのは難しい場面も多々あります。

無理やりエフェクトで派手にしてみたり
音を鳴らしてみたりするわけですね。

そして必ず問題になるのが本来のアニメらしさを消してしまうこと。

開発者としてはパチンコ台を売りたいという気持ちはもちろんありますが
使用している版権の良さというものは100%出していきたい。

でも、それではパチンコではなく、「アニメ」になってしまう。

というところでいつも葛藤しているわけですね。

エフェクトだけが妙に浮いていたり
なんだか当たったのに当たった感じがしない。
という印象を受けたことがある人もいるでしょう。

それは上記のような部分を解消できないまま市場に出てしまった台
ということになると思います。

スペックの問題もあります。
恋愛シュミレーションゲームを題材にしたMAXタイプのパチンコはどーかと思いますし
正義のヒーローが負けすぎるパチンコ台もやはり残念な気持ちになります。

版権ものが非常に多いこの時代、面白いと言われる台はやはり
有名なアニメや映画ではなく
パチンコとして成り立っている必要があるのではないかと、強く思います。

ユーザーはアニメをホールで見たいわけではなく、
爆裂スペックで借金をしてまでパチンコを打ちたいわけではない。と信じていますから、

この版権とパチンコの隙間を埋めることも、
これから先はこの業界が生きていく上では重要なことなのかもしれません。

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