きちきちさん

パチンコ・スロットに魅せられ 打ちまくり。元スロプロからパチンコ開発職への華麗な転職を果たし、そしてより面白い台を作ろうというきちきちさんのコラム。

現場の声1「複雑な遊戯システム」


さてプロとして勝つために。ということを軸に前回まで書いてきましたが
ここからは現場の声として少しづつパチンコ、スロット業界の
将来を考察していこうと思います。

パチンコ店が続々と閉店に追い込まれ、
業界全体で見ても不況と言わざるを得ない現在の状況・・・

これを建て直し、再び業界全体を活性化していくには新規ユーザーの獲得は急務である。

と私は考えるのですが、みなさんはどう思いますか?

現在のホールを見回してみましょう。

及川奈央や相川七瀬のようなリミット機能を使用した特定回数セットもの。
ベノムの逆襲のような変則スルーを利用したもの
そして、もうすぐ発売される天上のランプマスターなど
数年前は特殊であった潜伏確変台ですら今は当たり前になっています。

ビギナーズラックなんて言葉は昔の話で、
初心者、もしくは各遊戯台の特性を知らずにこういった台を打つと
ほぼ例外なく損をしてしまいますね。

それも、「知っていれば当たったのに・・・」という損の仕方です。

自分がヤメたあとに若者にダッシュで台を取られて、すぐに当たってしまう。
なんてこともあるかもしれません。

そういった意味では初心者の人や、深く考えずにパチンコを楽しみたい人にとっては
今のパチンコ店は非常に居心地の悪い場所でしょう。

こうした複雑なシステムを搭載した遊戯台を次々と開発する動きに
歯止めをかけられないのはナゼなんでしょう?

1・まず、スロットの売り上げが急激に落ち込んだ今、ホールさんは自分たちが生き残るために必死です。

2・余裕がないので現在のお客さんを逃がさない、飽きさせない台を求めます。
メーカーはそれに答えるために過去に例のない、斬新で面白い台を作ろうとします。

3・それにより、そこそこのヒット台が生まれれば、既存ユーザーの評価を得て、ホールはとりあえず生き延びることが出来る。

4・ループ

といった流れになっていますね。

問題なのはここに新規ユーザーとなる候補者たちの意見が全く入っていない。
ということだと思います。

パチンコチュートリアルをご覧になっているみなさんはある程度パチンコやスロットの知識があり、それなりの経験者であると思います。
そうでない方も、パチンコとはどういうものか。ということを知ろうとしてここを訪れているのではないでしょうか?

そういった方が友達を連れてパチンコ店に行けば、ある程度の台のしくみを教えて
あげることは出来ますし、初心者だから困る。といったことは防げるでしょう。

しかし、パチンコを打つ人は得てしてパチンコを打つ人同士で仲良くなるものです。

話題性と興味だけでどれだけの人にパチンコ屋に来てもらい
楽しさを伝えていけるのか。

そして、その人がまた来たい。と思ってもらうにはどういった台が必要なのか。

私たちが今作っている売るための台
そして業界の未来のために必要な台

この2つは現在のパチンコ業界ではかけ離れています。

この2つをイコールで結びつけることが
今私たちが最も意識してやるべきことなのかもしれません。

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