きちきちさん

パチンコ・スロットに魅せられ 打ちまくり。元スロプロからパチンコ開発職への華麗な転職を果たし、そしてより面白い台を作ろうというきちきちさんのコラム。

立ち回りのスタイルについて3


各立ち回りのメリット・デメリット(スロット)

さて今回はスロットです。5号機になってスロットで稼ぐのは厳しいという声も多いですね。
私の周りでも5号機になってプロを引退した人は多いですし、
私自身、4号機の終焉を知ってから開発職を目指したのも事実です。

では、5号機では勝てないのか?
決してそんなことはありません。
5号機でも月間平均収支で50万円を超えるプロもたくさん健在しています。
その多くが下記のすべてのスタイルを柔軟に使いこなしていると言えるでしょう。
では各スタイルごとに特徴を見ていきます。

1・完全ジグマタイプ

メリット
・ホールのクセがわかりやすい。
・常連さんと仲良くなれると設定看破の制度が上がる
デメリット
・その店に設定が入らないと打てる台がなくなる
・マイホールで戦えなくなった場合にその次の店を探すことが大変

パチンコと比べて設定がなにより大事なスロットにおいて
ホールのクセを読むということは非常に大事です。
また、他にも顔見知りのプロがいれば自分の台と比較しやすく
「あの人がヤメたからあの台は違う」などといった情報も得られやすいです。

2・エリアジグマタイプ

メリット
・数軒のお店であればホールのクセを見抜くことは可能
・一軒がダメでも稼動をあきらめなくて良い
デメリット
・基本的にデメリットはない
上記のようになるかな。と思います。
このタイプはデメリットらしいデメリットはあまりないのではないでしょうか。

スロットで勝つ上では現状最低でも10数軒の店はチェックしておいて
その中で一番自分が戦いやすいお店を選ぶというのが効率のよい立ち回りと言えると思います。

3・イベントタイプ

メリット
・設定1を打つ頻度が減る
・この立ち回りをしてるうちに優良店が見つかって2に移行しやすい
デメリット
・大勢の中で打つことになるので一台目ではずしたらその後の行動に困ってしまう
・整理券勝負という大きな壁がある
現在のスロットにおいてイベントというのはとても大切です
ホールによっては激アツのイベントだと数百人も並ぶようなお店もあるかと思います。

が・・・収支を上げるためにこのスタイルをメインにするのは厳しいのでは?と思います。
たとえ店内の30%が設定6であっても
自分の台がハズレであれば結局マイナス収支は避けられませんからね。
狙えるとすれば設定6確定台が打てる!といった内容でノーリスクで抽選を受けられる。
というイベントに絞って整理券だけ引く⇒ハズれたら2や1のタイプで稼動。
というのが理想的かなと思います。

4・ハイエナタイプ

メリット
・期待収支がプラスの台だけ打つことが出来る
・高設定を狙うことと比べて資金が少なくて済む
デメリット
・何よりも体力勝負
・複雑な遊戯のしくみをすべて頭に叩き込む必要がある
(ARTをパンクさせてたら元も子もありませんからね)
今の市場には複雑な仕様で天井というものを設けてある台が主流です。
そしてそういった台にお客さんのすべてが対応できてるわけではありません。
なので本気でやれば結構稼げます。
しかし、ハイエナタイプで稼動する際にひとつ注意しなければならないことがあります。

それは「設定を意識しないこと」。

例えばエヴァ約束で天井狙いのハイエナをしたとしましょう。
チェリー重複で青ビックを引きました。
そのビック中にスイカが5回出たとします。

アナタならどうしますか?
私は迷わずにヤメることにしています。

こういった場合に絶対に忘れてはいけないのは
その台が設定6である可能性です。この際設定5や4は無視してしまいましょう。
すでに天井の期待収支分の稼動は終わっていますから、仕事量としては充分です。

判断基準としては
a・そのお店はエヴァで設定6が入ることがあるのか?
b・その日のイベント、もしくはメールで高設定を示唆する内容があったか
c・もし、その日設定6が入るのであれば他に候補台はないのか?
d・なぜその台は空いていたのか?
e・6以外の設定で「チェリー重複の青7を引いてBIG中スイカ5回」
  出る可能性はどれくらいなのか?

といったあたりでしょうか。
これらの判断基準から設定6の期待が充分に持てる。というのであれば
最初から「ハイエナ」ではなく「設定を意識して座る」べきです。
また、設定6を意識する理由が「e」だけ。というのであれば
その台に設定を期待する価値はないと思います。

やはりヤメてきっちり期待値をとるべきでしょう。
経験的にもハイエナで設定を意識するとやはり痛い目を見ることが圧倒的に多いです。

さて3回にわたってパチンコとスロットの立ち回りについてまとめてみました。

いかがだったでしょうか?
かなり私の主観に満ちた内容で、パチンコと重複する部分も多いですが
スロットの場合はパチンコにも増してアドリブが重要になってきます。
ホールを選ぶ際に「客のレベル」というものを
強く意識しなければならないのもスロットの特徴だと言えるでしょう。

私自身4号機時代にスロプロとして生計を立て始め、5号機時代に入り
思うように収支の上がらないこともありましたが、やはりそういうときは
自分を見失ってしまいがちです。
そういったときに自分のスタイルを見つめなおし、
やるべきことをハッキリさせることが必要だと深く感じました。

ちなみに私が開発職について一番ビックりしたことは
スロットもパチンコもですが、
スペックは申請の直前に変更されることが非常に多い。
ということですね。

次回からはそのあたりを含めて私が開発職を目指すに至った経緯と
新人開発職の経験談などをお話していこうと思っております。

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