ゲーゲープー


20代、ナンパと言うものに狂っていた頃、
ある晩友達二人でかなり酔っ払った女子を二名ヒッカケました。
どのくらいその女子が酔っていたかと言いますと、いた場所が車道の中央分離帯でございます。

見事成功し、車に乗せたはいいのですが、
しばらくすると一人の方が『気持ち悪い…』と言い出しました。
こりゃいかん!慌てて車を止め、事なきを得ました。
危機一髪でした。
そして三人で背中をさすったりしておりましたところ…

『ゲ~ッ!ゲ~ッ!』に続いて流れるような『プ~ッ』の追加を…!

もしもし?お嬢さん、何か落としましたけど?
三人、思わず顔を見合わせております。目が点になっておりました。
いつもならここはひっくり返って笑う場面ですが
この時、私と友人は笑うことができませんでした。
と、いうのもヒッカケた女子の機嫌を損ねてはいけないと言う
鉄則があったからでございます。

しかもどちらがどちらの担当になるか、この時点ではまだ決まっておりません。
どっちがババを引くことになるのか…笑うに笑えませんでした。
連れのコは『あ~あ』みたいな顔をしておりましたし…。

その後の事は御想像にお任せいたしますが、
翌朝女子を送って来た帰りの車内はこの話でもちきりでした。
それからしばらくの間、
仲間内で『ゲ~ッ!ゲ~ッ!』と『ブーフーウー』の如く呼ばれていたのは 何を隠そうこの私です。

written by ユーさん様


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